『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

2006-05-20から1日間の記事一覧

スタニスワフ・レム『完全な真空』

長大な作品を物するのは、数分間で語りつくせる着想を五百ページにわたって展開するのは、労のみ多くて功少ない狂気の沙汰である。よりましな方法は、それらの書物が既に存在すると見せかけて、要約や注釈を差しだすことだ。 ホルヘ・ルイス・ボルヘス『八岐…