『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

日本語で魚釣り。

Soberワームが原因で、MSNとHotmailに障害発生 - CNET Japan

ワーム「Win32/Sober.Z@mm」が大量発生したため、本日のMSNとHotmailは繋がりにくくなってます。
このsober、FBIからのメールを装ったりしてるのですが、引っ掛かってる人が結構いるらしく、11月末にはアメリカの電子メール14件に1件はこのワーム付きだったとか。
ところで、この手のワームに関しては、日本ではあまり話題になることは無いですね。一昔前に、「I Love You」ウィルスが流行った時くらいなものだと思います(あのウィルスの作者は、どこかの企業にかなりの高額でスカウトされた気が)。でもこれって、「日本はセキュリティ意識の高いから」って訳ではないですよね。日本のセキュリティ意識の低さは、antinyなどの感染件数や情報漏洩など、到底高いとは思えません。
soberを例にとると、所謂フィッシング詐欺と同じような手口であることが分かります。要するに文面で引っ掛けて、本体(soberの場合はzipファイル)を実行させる、というやり方です。現在のところsoberの亜種は英語かドイツ語の文面しか送ってきませんので、日本人が引っ掛かることは殆どないでしょう。しかし……。
知人からの「先日のことについて」「ちょっとした問題」というタイトルのメール、警察からの「30以上の違法サイトであなたのIPアドレスを記録しました。添付の質問に答えてください」、または「ノートン・アンチ・ウィルスの更新のために、以下のURLをクリックしてくださいという内容のメールなどなど……。
今は英語だからあまり国内で感染することはないでしょうが、これが日本語版の亜種とか発生したら、結構な数の人が感染するんじゃないでしょうか。

などということの不真面目版を友人と話してました。学内のMLに、上の文面でメールを流したら、どのくらい引っ掛かるか……とか。「とりあえずパソコンのこと教えてますよ〜」って姿勢を示すためだけにWordとかExcel(レポートに必要だけど)を教える前に、やることがあるような気もしないでもないんですが。
これに関しては、Windowsがどうこうという問題以前だからなぁ……。ユーザーの意識の問題、というか。