『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

(シニフィエ=シニフィアン)⇔完全言語。

ウィンドウズに未修正の脆弱性、当面の対策は?
この記事に、昨日も書いた現在未対応の脆弱性の正体が載っています。曰く、

この脆弱性マイクロソフト社が意図的に作った?
ウェブセンス社によると、マイクロソフト社は少なくとも『ウィンドウズ3.0』までは、WMF形式のファイルに実行コードを組み込めるようにしていたという。このファイル形式を使って印刷ジョブを取り消せるようにすることが目的で、現在よりも単純だった時代の開発者たちは、この機能が悪用されるとは想像すらしなかったのだろう。

そして、現在のウィンドウズには、下位互換性を維持するためのレイヤーが組み込まれているため、深層でこのセキュリティーホールが生きているのだ。このため、WMFファイルを使えば、データをコピーしたり、破壊したり、侵入のためのバックドアを仕掛けたりといったように、他人のシステムに好きなことができる。もちろん、印刷ジョブを取り消すことも可能だ。

だそうです。以前友人に「マイクロソフト社内に、Windowsの内部を完全に把握している現役開発者はいない」というようなことを教えてもらったのですが、本当なようですね。

さておき、現在高山宏「綺想の饗宴」を読んでます。かなりハードな内容。シニフィエとかシニフィアンとか意味を理解するのにちょっと時間を要する単語が出てきます。しかし、厳密な「ジャンル」という概念が17世紀頃発祥のものだとか、色々興味深いことが。
それにしても、あんまり内容が濃い本って、一気に読まないと内容が把握できなくなって困るなぁ……。単に私の記憶力及び論理構成の能力が低いからですが。