『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

西岡兄妹「この世の終りへの旅」

カミュとかカフカ*1みたいな感触。通読はしましたが、うまく飲み込めず。
なんだか、最後の「がんばれ」が、まだ生まれていない子供への言葉に思えてみたり*2。空っぽの味がする話でした。

ところで、同時に注文しておいたマリオ・プラーツの「肉体と死と悪魔」が、予想の二倍の厚さと80%のフォントサイズからなる大著でした。本気で来月はなにも本を買わなくても良い気がしてきました。というか、この本って文系の人向けの読み物な気しかしないんですが……。今更ですが。

この世の終りへの旅

この世の終りへの旅

*1:よくこの二人を混同します。カフカが「変身」、カミュが「異邦人」?

*2:たぶん、穿った見方です