ママは祈った「立派なフリークスが生まれますように」
タイトルは帯についていた惹句より。キャサリン・ダン「異形の愛」読了。
ストーリーは、トッド・ブラウニングの映画「フリークス」とガルシア・マルケスの「百年の孤独」、最近の昼ドラ調のドロドロとスティーブン・キング原作の映画「キャリー」。それぞれをうまい具合にミックスした感じ*1。
この小説についてはアトリエ・サードの「TH-17ゴシック・テイスト」のレヴューで*2知りました。
読みたいなぁと思いつつ長らく放置していたのですが、最近この科白をどこかで見かけて、強烈に読みたくなってました。
「バッカじゃない! 家族はみんなユニークなの。あたしたちは傑作なんだよ。どうして大量生産品の仲間にならなくちゃいけないの? あんたたちなんか、服の違いでしかお互いの見分けがつかないじゃない。」
書評風の一文を書こうかと思ってたのですが、ちょっとトッド・ブラウニングの映画「フリークス」とかと比較したいので後回し。
乙一の「GOTH」にひっそりと登場するヴェルナー・ヘルツォークの映画「小人の饗宴」も見たいなぁ。乙一の映画趣味って、良いなぁと思う最近*3。
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