『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

未だ引っ越し前の人形愛で四肢欠損みたいな。

未だ引っ越し前

まだ引っ越してませんw多分来週ぐらいには引っ越しますが。
ネットに繋ぐ機会があんまりないため、Bloglinesとかに大量の記事の蓄積が発生してましたw

藤田博史氏が気になる


先日、藤田博史『人形愛の精神分析』という本を読み終えたのですが、同氏の『性倒錯の構造』が増補新版で再発売されるようです。
この本の名前、何か聞き覚えがあるなぁ……と思ったら、『八本脚の蝶』に名前が。引っ越しが終わったらで買っておこう。
ちなみに藤田博史氏のサイトは→Foujitas Official Web Site 精神分析医 藤田博史の公式サイト

四肢切断

X51.ORG : 四肢切断を熱望する人々 - 身体完全同一性障害とは
X51.ORG : 四肢切断を望む人々 ― 身体完全同一性障害とは(2)

作為的身体欠陥障害(Factitious Disability Disorder)

  1. 四肢が切断された人間に対して性的興奮を覚える症状(四肢切断熱愛者)
  2. 健全であるにも関わらず、松葉杖や車椅子を使い、障害者を演じる症状(四肢切断偽装者)
  3. そして三つ目は実際に自らの四肢を切断したいと願う症状(四肢切断信奉者)

まだDSMには載ってないそうです。働きかけ中らしい……。
実際に切断を行うかはさておき、これって割と普通の心性なんじゃないかなぁ……と思わなくもなく。
古代の宗教儀式、たとえばドルイド教なら男根を切り落としたりしますが、宗教的な理由付けを取っ払ってしまえば、後に残るのは上記の人たちに似た強迫観念的なものではないかなぁ、と。
心理学の式で「S◇a」(エスバレー・ポワンソン・プティタ)*1という式があって、「この世から抹消された主体が愛を求めている」という意味を示すのだとか。
なにかその辺と関連がありそうだなぁ……と思い。
S◇aが載っていた藤田博史『人形愛の精神分析』、精神分析概論や一種の創作論としても読めるので、お薦めです。

*1:本当は、sには斜線がかかる。