今年度ベスト(暫定版)
どうせ年末にベスト○○みたいな形でエントリーを書くので、今のうちに多少まとめておこう的試み。とりあえず、今年に入って読んだもののうち、特に面白かった五冊をリストアップ。
・ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』 - 大よろこびする優しい雷鳴
これは「児童文学?」となめてましたが、凄く面白かった。
・アゴタ・クリストフ『悪童日記』 - 大よろこびする優しい雷鳴
再読でしたが、やっぱり面白く。三部作らしいので、今年のうちに全部読みたいところ。
・カート・ヴォネガット・ジュニア『猫のゆりかご』 - 大よろこびする優しい雷鳴
初カート・ヴォネガット。この人の皮肉の利いたユーモアは良い。確か今でも講演会などで、ブッシュ政権をいろいろ言ってましたっけ。
ヴォネガットがオハイオ州立大学で講演:「ブッシュは梅毒大統領」: 暗いニュースリンク
・マルグリット・ユルスナール『東方綺譚』 - 大よろこびする優しい雷鳴
初マルグリット・ユルスナール。「老絵師の行方」が良かった。
『三島由紀夫、あるいは空虚のヴィジョン』とかも読んでみたいな……澁澤龍彦訳だった気もしますし。
・わたしとわたしとわたしとわたし(アンナ・カヴァン『氷』) - 大よろこびする優しい雷鳴
アンナ・カヴァン『氷』。高かったけど、値段分より面白く。ところでカヴァンの山尾悠子訳で読みたいのですが、そこのところ如何でしょうか国書刊行会さま。
ところで、今読んでいるレムの『完全な真空』が面白いです。「存在しない本の書評?それっておいしいの面白いの?」とか思ってたのですが……。