『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

薔薇園に行ったり。

市内の薔薇園に行ってきました。クリムゾン・グローリーという薔薇が、深紅色のビロードのような花びらと華やかな薫りでお気に入り。
帰りに古本屋で文庫本を三冊購入。牧野修『傀儡后』、佐藤亜紀『モンティニーの狼男爵』、ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』。
そう言えば牧野修は、中井英夫澁澤龍彦が審査員だった第一回幻想文学新人賞の時に牧野みちこという名前で佳作を取ってますね。ちなみに、この時大賞に選ばれたのが加藤幹也『少女のための鏖殺作法』。作者は後の作家・秋里光彦、評論家の高原英理です。
芥川賞作家のものが内容被りになったため絶版にされてしまったと聞く佐藤亜紀『鏡の影』*1bk1やAazonでは品切れになってますが、復刊ドットコムからは入手できるようです。
via:2006.6.13: 日記
ミラン・クンデラってチェコの作家だったのか……。確か『存在の耐えられない軽さ』はモノクロ映画もあった筈。読み終えたら観る事にします。

*1:ちなみに出版されたのは『鏡の影』の方が先。この件が切っ掛けで、佐藤亜紀は新潮社から版権を取り下げたとか