『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

『ガルシア=マルケス全小説』の噂と「10月は豊作」と言う話。

悪漢と密偵
新潮社が『ガルシア=マルケス全小説』という企画を立てているらしい。『わが悲しき娼婦たちの思い出』とか『コレラの時代の愛』とか、最近ガルシア・マルケス周辺は活動が活発ですね。

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10月、出版社は本読みから金をむしり取るつもりに違いない……という話。私的に気になるのは矢作俊彦『ららら科學の子』文庫判、古橋英之『冬の巨人*1町田康パンク侍、斬られて候』、坂口安吾『不連続殺人事件』、ナボコフ『ロリータ』*2とか色々。
というか、10月は新刊ばかり買わせる気なのか。よく考えたら千野帽子『文藝ガーリッシュ』まであるし。
その前に積読に新たに加えたコレット『青い麦』、筒井康隆『虚航船団』、打海文三『ハルピン・カフェ』やその他の積読数十冊を始末した方が良さそうな気が。
『虚航船団』、昔の箱付きを105円で買ってきました。赤い箱の角が擦れて白くなっている以外、特に傷のない美品だったのでほくほく。

*1:『ブライトライツ、ホーリーランド』の名前を最近見て、ちょっと久しぶりに読みたく。そういえば、『ブライトライツ、ホーリーランド』って一人称が「きみ」で有名なジェイ・マキナニー『ブライトライツ、ビッグシティ』のもじりなのかな。

*2:前にハードカバーで出ていた新訳版?