光文社古典新訳文庫
光文社古典新訳文庫
最近名作を新訳にするのが流行ってるのかな。新潮の『ロリータ』といい、みすず書房のサルトル『むかつき』やカミュ『よそもの』*1といい。以下、創刊ラインナップ。
- シェイクスピア『リア王』
- トゥルゲーネフ『初恋』
- サン・テグジュペリ『ちいさな王子』
- バタイユ『マダム・エドワルダ/目玉の話』
- ケストナー『飛ぶ教室』
- ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
- ジャンニ・ロダーリ『猫とともに去りぬ』
- カント『永遠平和のために/啓蒙とは何か』
ロダーリ『猫とともに去りぬ』は本邦初訳らしい。バタイユは『眼球譚初稿』と『目玉の話』を読み比べるという楽しみはあるかも。
10月刊行予定にあるジュール・シュペルヴィエル『海に住む少女』は『沖の少女』と同じかな。
シュペルヴィエルの本は絶版になっているものが多いようなので、来月はこの本を買わなくては。
*1:それぞれ、『嘔吐』『異邦人』のタイトルで知られていると思う。