『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

『コカイン・ナイト』読書中。

J.G.バラードは『結晶世界』と『クラッシュ』が既読ですが、この『コカイン・ナイト』が自分にとって一番分かりやすく、面白いかも。
熱的死を迎えていくコミュニティと、それをある手法で刺激していく話……と言った感じか。
序盤で説明される主人公の弟による放火殺人事件とその真相は、半ば以上本筋に関係なく、作者の思考(思想?)を形にして見せていく……というようなスタイルで、ある意味マルキ・ド・サドに似ているような気もする。
とりあえず、読み終わったら色々書くやも。