『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

河上ヨシタカ展、ノスタルジック・サーカス

ヴァニラ画廊 -Vanilla Gallery -
少年展
 土曜日にヴァニラ画廊→ギャルリー・ジュイエといった感じで行ってきた。

河上ヨシタカ展「三角少女の妄想」

CGで描かれた女子高生、あるいはその年代の少女が、頬の上に刃物で○×ゲーム、脚が欠損、両腕を金属で刺し貫かれて、銃を口に咥えさせられて、etc.
多くが暴力、傷口を連想させる状況に置かれており、観る者はその状況に参加しているような、傍観しているような印象を受けると思う。
が、ここには何か空々しいものがある、と感じた。
暴力/傷口の生っぽいイメージと、CG的な表現*1から受ける醒めたような印象が、自分のなかで矛盾して受け取れて、面白かった。

少年展・第一回「ノスタルジック・サーカス」

少年をモチーフにした作品展の第一回。今回はサーカスがテーマとのこと。
個人的には、その前に観た河上ヨシタカに比べて低刺激な感じで物足りなかったかな。
全体的に、季刊エスを読んでいる人が好みそうな世界観。
デザフェスでも見かけた西條冴子、遊星商會などが面白かったかな。
Vita Fragilis
遊星商會

*1:バラバラに散るテクスチャ等々