『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

山本タカト『ヘルマフロディトスの肋骨』

前々から予約していた特装版を入手。ちなみに500冊中の51冊目。
内容は、スパン・アート・ギャラリーでの『アリス幻想』展、パラボリカ・ビス『夜想 ヴァンパイア展』などで展示されたもの+小説の表紙絵その他から。
個人的には『アリス幻想』の図録に収録されていなかった「アリスの変容」が収録されていたのが嬉しい。
収録作のうち、「月光に射られて」は最近購入した扇子の絵柄なのだが、その前頁、「逸脱した快楽の角」の扇子は売られているのだろうか。ちょっと欲しい……。
また、中盤に少女の縛り絵が続いている部分があるのだが、非常に妖しくて良い。
特に気に入った作品は以下。

  • 「夜鏡」
  • 「灰の帳のように」
    • これは本物の大きさで観た方が良かった。印刷がちょっと小さすぎる……。90°回転させて、ページに合わせたサイズに拡大してくれれば良かったのだが。
  • 「青いリボン」
  • 「愛でたきもの」
  • 「アリスの変容」
  • 「903号室の怪」
  • 「吸血鬼 - 浮遊」
  • 「聖域の生成変化」


週末の状況に際して、下記の展示は観てくる予定。
山本タカト takato yamamoto 展覧会


http://www.editions-treville.net/?pid=6990560