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『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

9/13、ジョン・エヴァレット・ミレイ展

だらだらとしていたら一週間過ぎてしまった。とりあえず書く。
渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアムで『ジョン・エヴァレット・ミレイ展』を観る。
おそらくミレイの絵を知らない人でも、『オフィーリア』や『初めての説教』『二度目の説教』*1などの作品はどこかで観たことがあると思う。ちなみに、「落穂拾い」のミレーとは別人。
ミレイの作品はどこか物語性みたいなものが分かりやすく存在している感じがあって、気軽に楽しめる感じがした。
彼はヴィクトリア朝時代の人なので、その辺りの分かりやすさが新興の富裕層*2に受け入れられやすかったのかもしれない、などと思った。
『オフィーリア』などはよく死美人の代名詞として名前を聞くが、今回観て思ったのは、描かれたオフィーリア自身よりもその背景の鮮やかさと細やかさの方が、強く印象に残った。
また、テニスンの詩を題材に取った『マリアナ』の装束の青さと布の質感も素敵だった。
同時代人のウォーターハウスもテニスンの詩を題材にした絵を描いていたので、ちょっとテニスンの詩に興味が湧いた。


ヴィクトリア朝のアリス』という本でミレイの名前を見た気がしたので確認したところ、ルイス・キャロルことチャールズ・ドジソンが、エフィー・ミレイとメアリ・ミレイというミレイの娘を写真のモデルにしていた。

*1:ここでいう説教は牧師などの行なう方の説教。昔勘違いしていた。

*2:産業革命で成り上がったブルジョワ階級とか