『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

じりじりとカフカ

カフカの「審判」を讀んでます(旧漢字での変換は某Kさんからのパクリ)。ちなみに、カフカチェコ語で鴉だそうです。「変身」が有名。
不条理物として有名なカフカですが、論理というよりは状況が不条理なのであって、割と日常的に馴染みがある気もします。日常的、というにはちょっと極端ですが。
「世界」が主人公「K」の論理からは遠いところで動いている。けれど彼はその中で生きるほか、無い。なんだか今まで見慣れた道を歩いていた筈なのに、突然見慣れた風景が迷宮と化していくのを目の当たりにするような……。
じりじりとカフカを讀んでます。