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『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

グレッグ・イーガン『ひとりっ子』

収録作のうち、数学嫌いでも楽しく読めた数学SF『ルミナス』、序盤の量子力学系の用語で彼方に置き去りにされるも何とか読み切れた『ひとりっ子』が特に面白かったかな。
……なんて書くと面白くなさそうだな。
イーガンは人間を科学する作家というか、量子力学とか脳とか色々持ち出してくるけど、やってることは普通に所謂文学な気が。
そう言えば、『ひとりっ子』の登場人物の趣味が「Perlスクリプトを書きまくること」だったのには、ちょっと笑った。

「全然複雑なのじゃないけど、ガラクタにすぎないから、フリーウェアとして配布してる」

このセリフを見たときに、Perlが"Pathologically Exlectic RUBBISH Lister"の略だ、と言う話を思い出した。

ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)

ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)