『書物の迷宮』予告篇

思い出したように本を読み、本の読み方を思い出す

ジェラルド・カーシュ『瓶の中の手記』

そろそろはてな記法も自分の文体さえも忘却の彼方なこの頃。ずっとTwitterとかUstreamで朗読したり東京で生活していたりします。
さておき、ジェラルド・カーシュ『瓶の中の手記』です。
最近、文章を読む速度と脳内で処理する速度が噛み合なくて本が読めなかったのですが、そんなことをうっかり忘れるほどのめり込んだ。
個人的なお気に入りとしては、「豚の島の女王」、「ねじくれた骨」、「凍れる美女」、「瓶の中の手記」、「死こそわが同志」。
よい意味で悪趣味であったり、悲しみやらおかしみやらがごた混ぜになった短編集。奇妙な味系。