スタニスワフ・レム「ソラリス」
- 作者: スタニスワフレム,Stanislaw Lem,沼野充義
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2004/09
- メディア: 単行本
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多分、ファーストコンタクトものSFの中では古典に含まれるかも。しかし、他のファーストコンタクトものとの大きな違いは、出会った「それ」が全く人間とは異なった基礎をもつものだ、という点かと。(上遠野浩平作品における虚空牙もそんな感じですね)
この小説の中に、「人間中心主義」という言葉が出てくるのですが、人間は常に人間を基準にして判断してるんですよね……。この「ソラリス」におけるソラリスと人間のコンタクトって、似たような構図が普通の人間関係にも実はあるような……。
岩明均の「寄生獣」が好きな人にお薦め。
次は「天の声・枯草熱」を読んでみようかな……「枯草熱」はミステリらしいですし。