国書刊行会の「これから出る本」
短編小説の快楽全5巻
- ウィリアム・トレヴァー『聖母の贈り物』
- キャロル・エムシュウィラー『すべての終わりの始まり』
- レーモン・クノー『あなたまかせのお話』
- アドルフォ・ビオイ=カサーレス『パウリーナの思い出に』
- イタロ・カルヴィーノ『最後に鳥がやってくる』
さすが国書刊行会,誰だかよく分からない人が多いw
分かる範囲で言うと,レーモン・クノーは『文体練習』とか「そいつはモール・モール・モール(噛んで噛み殺す)!そこはモール(死神)の棲むところ」の人ですね.
アドルフォ・ビオイ=カサーレスって,たしかボルヘスの短編にビオイ=カサーレスという名前を見たような気がするので,同一人物かな…….ビオイ自体はそれほど珍しくなさそうな名前なので,分かりませんが.
イタロ・カルヴィーノは『木登り男爵』とかの人ですね.
こういう短編物も気になりますが,国書刊行会というと「未来の文学」シリーズが特に気になるなぁ.なかでも,ミステリのランキングとSFのランキング両方に名の挙がってた『ケルベロス第五の首』とか.
そう言えば,ヘシオドスの『神統記』では,ケルベロスの首は50くらいあったような.